アントワープから鉄道で訪れるゲント旅行 夕焼けと夜景が美しいベルギーの水辺の街

アントワープから鉄道で訪れるゲント旅行 夕焼けと夜景が美しいベルギーの水辺の街

7 min read 2026/06/11

ベルギー旅行でアントワープから少し足を延ばすなら、ゲントはとてもおすすめの街です。ブリュッセルやブルージュほど名前を聞く機会は多くないかもしれませんが、実際に歩いてみると、中世の建物、川沿いの景色、夕焼け、夜景、そしてベルギービールまで、旅の楽しみがぎゅっと詰まっていました。

今回はアントワープから鉄道でゲントへ移動し、駅前のスーパーで買い物をしたり、レイエ川沿いを散策したり、聖ミカエル橋から街並みを眺めたりしながら過ごしました。派手に予定を詰め込むよりも、橋の上で立ち止まり、川沿いで座り、夕方から夜へ変わっていく街の表情を楽しむのが似合う場所です。

アントワープから鉄道でゲントへ

ゲントへは、アントワープから鉄道で向かいました。ベルギーは都市間の鉄道移動がしやすく、アントワープ、ブリュッセル、ゲント、ブルージュなどを組み合わせた周遊にも向いています。車窓を眺めながら移動していると、短い距離でも街ごとに雰囲気が変わるのが面白く、ベルギー旅らしい時間を味わえます。

ゲント駅に到着

ゲントの駅に到着すると、まず感じたのは観光地の中心部とは少し違う、生活感のある落ち着いた空気です。駅から旧市街までは少し距離がありますが、その分、到着してすぐに観光地の喧騒へ入るというより、街の日常を感じながら少しずつ中心部へ近づいていくような感覚があります。

駅前にスーパーがあり到着直後も便利

駅前にはカルフールというチェーンのスーパーもあり、到着直後の買い物にとても便利でした。飲み物やサラダ・軽食を買ったり、ホテルで飲むビールを選んだりできるので、観光前に立ち寄っておくと安心です。

ヨーロッパ旅行では、駅やホテルの近くにスーパーがあるだけで旅の快適さがかなり変わります。

特にベルギーでは、スーパーのビール売り場を見るだけでも楽しい時間になります。レストランやカフェで飲むビールももちろん魅力的ですが、現地のスーパーで気になる銘柄を選び、ホテルの部屋でゆっくり飲む時間も旅の思い出になります。

ゲントは缶ビールでも楽しめるビールの街

ベルギーといえば、やはりビールの国です。ゲントでもその楽しさはしっかり感じられました。専門店やビアバーに行かなくても、スーパーで買える缶ビールや瓶ビールの種類が豊富で、気軽にベルギービールを味わえます。

スーパーで買えるベルギービール

旅先で買う缶ビールは、味だけでなくパッケージを眺める時間も楽しいものです。棚に並ぶビールの銘柄を見比べながら、軽めのピルスナーにするか、少し香りのある修道院系のビールにするか迷う時間も、ベルギー旅行らしい体験でした。

クリスタルピルス

クリスタルピルスは、すっきり飲みやすいタイプのビールとして楽しめます。観光で歩き回ったあとや、ホテルに戻ってひと息つきたいときにちょうどよく、気軽に飲めるのが魅力です。ベルギービールというと濃厚でアルコール度数の高いものを想像しがちですが、こうした軽やかなビールも旅の中では重宝します。

グリンベルゲン

グリンベルゲンは、クリスタルピルスよりも香りやコクを楽しみたいときに選びたいビールです。ブロンドビールという種類は日本ではあまり飲めないベルギーらしい少し特別感のある味わいで、街歩きの余韻に浸りながら飲むのに向いていました。スーパーで手軽に買えるのに、旅先らしい満足感があるのがうれしいところです。

夕暮れのゲントを歩く

ゲントで特に印象に残ったのは、夕方の街並みです。日が傾くにつれて建物の色が柔らかく変わり、川沿いの景色に少しずつ陰影が出てきます。昼の観光も楽しいですが、ゲントらしさを強く感じるなら、夕暮れの時間帯に橋の上や川沿いを歩くのがおすすめです。

橋の上から眺める美しい夕焼け

橋の上から見る夕焼けは、ゲント旅行の中でも忘れにくい景色でした。空が少しずつ色づき、川面に光が反射し、歴史ある建物の輪郭が浮かび上がっていきます。観光スポットを次々に回るというより、ただ立ち止まって眺めていたくなる時間です。

レイエ川にかかるコーンレイでゆっくり

レイエ川沿いのコーンレイは、ゲントでゆっくり過ごすのにぴったりの場所です。川沿いには歴史を感じる建物が並び、対岸の景色を眺めながら座っているだけでも満足できます。観光客も地元の人も思い思いに過ごしていて、街の中心にいながら少し落ち着ける雰囲気がありました。

時間に余裕があるなら、ここで無理に予定を詰め込まず、飲み物を片手にのんびり過ごすのがおすすめです。川を行き交うボートや、橋の上で写真を撮る人々を眺めていると、ゲントという街の穏やかな魅力が自然と伝わってきます。

聖ミカエル橋から眺めるゲントの絶景

ゲントの街並みを眺めるなら、聖ミカエル橋は外せません。橋の上に立つと、川沿いの建物、教会、鐘楼が重なるように見え、ゲントらしい景色を一度に楽しめます。初めて訪れる人でも、この場所に来ると「ゲントに来た」という実感が湧くはずです。

写真を撮るなら夕方から夜にかけてがおすすめ

聖ミカエル橋は昼間も美しいですが、夕方から夜にかけての時間帯が特に印象的でした。夕焼けの柔らかい光が建物を照らし、やがて街灯がともり始めると、景色全体が落ち着いた雰囲気に変わります。写真を撮るなら、明るさが残る夕方と、ライトアップが始まる夜の両方を楽しみたい場所です。

カヌーやボートで川下りを楽しむ人々

川沿いを歩いていると、カヌーやボートで川下りを楽しむ人々の姿も見かけました。水上から眺めるゲントは、きっと歩いて見る景色とはまた違うはずです。橋の上からボートが通り過ぎる様子を眺めているだけでも、街と川が近いゲントらしい雰囲気を味わえます。

ゲントの歴史を感じる観光スポット

ゲントは水辺の美しさだけでなく、歴史ある建物も見どころです。旧市街を歩いていると、重厚な石造りの建築が自然に視界に入り、中世都市として栄えた面影を感じられます。

夜景に映えるゲントの鐘楼

ゲントの鐘楼は、夜になるとライトアップされ、街の中でひときわ存在感を放ちます。昼間に見る姿も立派ですが、夜景の中に浮かび上がる鐘楼はより印象的です。暗くなった旧市街を歩きながら鐘楼を見上げると、昼とは違う静けさと迫力があります。

フランドル伯居城を訪れる

フランドル伯居城も、ゲントで訪れたい歴史スポットです。街の中心部にありながら、どっしりとした城の姿が残っていて、ゲントが単なるかわいい水辺の街ではなく、歴史の厚みを持つ都市であることを感じさせてくれます。外観を眺めるだけでも十分に雰囲気があります。

夜のゲント散策

ゲントは夜の散策も魅力的です。昼間は観光客でにぎわう場所も、夜になると少し落ち着き、ライトアップされた建物と川面に映る灯りが美しく見えます。治安や時間帯には注意しつつ、中心部の明るいエリアを歩くだけでも、昼とは違うゲントの表情を楽しめます。

川面に映る街灯り

夜のレイエ川沿いでは、建物や橋の灯りが水面に映り、幻想的な雰囲気になります。派手な夜景ではありませんが、静かで品のある美しさがあり、ベルギーの古都らしい余韻を感じられました。夕焼けから夜景まで同じ場所で過ごすと、時間とともに街が変化していく様子をじっくり楽しめます。

ゲントは歩いて、眺めて、飲んで楽しむ街

ゲントは、アントワープから鉄道で訪れやすく、短い滞在でも印象に残る街でした。駅前にはスーパーがあり、到着直後の買い物にも便利です。クリスタルピルスやグリンベルゲンなどのベルギービールを気軽に楽しめるのも、ビールの国らしい魅力でした。

聖ミカエル橋から眺める街並み、コーンレイで過ごす川沿いの時間、夕焼けに染まる橋、夜景に映える鐘楼、フランドル伯居城の重厚な姿。どれもゲントらしい記憶として残ります。観光名所を急いで回るより、歩いて、立ち止まって、眺めて、ビールを飲んで過ごす。そんな旅が似合う街です。

アントワープやブリュッセルからの日帰りにも組み込みやすいですが、夕焼けと夜景まで楽しむなら宿泊もおすすめです。次に訪れるなら、川沿いでさらにゆっくり過ごしたくなる、そんな余韻のあるベルギーの街でした。