キャセイパシフィック航空でヨーロッパへ。香港経由で優雅なブリュッセルまでの搭乗

キャセイパシフィック航空でヨーロッパへ。香港経由で優雅なブリュッセルまでの搭乗

9 min read 2026/04/27

今回は、キャセイパシフィック航空を利用して、羽田空港から香港国際空港を経由し、ベルギーのブリュッセル空港まで向かった移動の様子を紹介します。日本からベルギーへ行く場合、直行便だけでなくアジアや中東を経由するルートも選択肢に入りますが、香港経由はキャセイパシフィック航空の本拠地を通るため、ラウンジや乗り継ぎ時間そのものも旅の楽しみになります。

この記事では、羽田空港でのチェックイン、キャセイパシフィック・ラウンジ、羽田から香港までの機内、香港国際空港での乗り継ぎ、香港のキャセイラウンジ、香港からブリュッセルまでの長距離便、そしてブリュッセル空港到着後の入国までを時系列でまとめます。同じルートでヨーロッパへ向かう方が、出発前に流れをイメージできる内容です。

羽田空港でチェックイン。キャセイはFace Express対象外

出発は羽田空港第3ターミナルです。国際線の出発フロアに到着したら、まずはキャセイパシフィック航空のチェックインカウンターへ向かいます。オンラインチェックインを済ませていても、預け入れ荷物がある場合や書類確認が必要な場合は、カウンターでの手続きが必要になることがあります。

ここで注意したいのが、羽田空港の顔認証搭乗サービス「Face Express」です。2026年3月時点の羽田空港案内では、Face Expressの対象航空会社は日本航空、ANA、デルタ航空、大韓航空で、キャセイパシフィック航空は対象に含まれていません。そのため、キャセイ利用時は通常どおりパスポートと搭乗券を使って手続きを進めます。

Face Expressが使えないからといって特別に不便というわけではありませんが、保安検査場や搭乗口で顔認証レーンを使うつもりでいると予定が狂います。チェックイン後は、搭乗券、パスポート、必要に応じて目的地の滞在先情報をすぐ出せるようにしておくと安心です。保安検査を通過したら出国審査へ進み、制限エリア内で搭乗時刻まで過ごします。

羽田空港のキャセイパシフィック・ラウンジ

羽田空港でキャセイパシフィックを利用する楽しみのひとつが、第3ターミナル6階にあるキャセイパシフィック・ラウンジです。公式情報では営業時間は毎日7:30から17:00まで。利用できるのは、ビジネスクラス以上の搭乗者やワンワールド上級会員など、条件を満たす場合です。

ラウンジに入ると、空港のにぎやかさから少し離れた落ち着いた空間が広がります。木目を使った内装、ゆったりしたソファ席、作業しやすいカウンター席があり、出発前にひと息つくには十分な環境です。電源やWi-Fiも利用できるため、搭乗前にスマートフォンを充電したり、香港到着後の予定を確認したりするのにも便利です。

キャセイのラウンジらしさを感じるのは、やはりヌードルバーです。担担麺やワンタン麺など、注文してから提供される温かい麺料理を羽田で食べられるのはうれしいポイント。フードバーには軽食やデザート、ドリンク類も並び、バーカウンターではアルコールも楽しめます。長距離移動の前なので食べすぎには注意しつつ、香港らしい一杯で旅の気分を高められます。

羽田から香港へ。長距離便前の前半戦

羽田から香港までは、ヨーロッパへ向かう旅の前半戦です。搭乗が始まると、機内では乗務員が落ち着いた雰囲気で迎えてくれます。座席まわりはフライト時間に対して十分な設備があり、モニター、USBポート、電源の有無、足元の広さは最初に確認しておきたいポイントです。

香港までの便では、離陸後しばらくして機内食が提供されます。メイン料理は洋食またはアジア系のメニューから選べることが多く、ドリンク、パンまたはライス、デザートがセットになる構成です。味付けは比較的食べやすく、香港到着後にラウンジを利用する予定がある場合は、ここでは軽めにしておくのもよいと思います。

この区間で大切なのは、ブリュッセル行きの長距離便に備えて体力を残すことです。映画や音楽を楽しむのも良いですが、乗り継ぎ後にさらに長いフライトが待っているため、少しでも目を閉じておくと後半が楽になります。

香港国際空港での乗り継ぎ

香港国際空港に到着したら、「Transfer」や「Transit」の案内表示に従って進みます。香港で入国せず、そのままブリュッセル行きへ乗り継ぐ場合は、乗り継ぎ用の保安検査を通過して出発エリアへ戻る流れです。空港内の表示は英語も分かりやすく、乗り継ぎ客が多い空港なので導線は比較的スムーズです。

ただし、香港国際空港はとても広く、到着ゲートと次の出発ゲートが離れていることもあります。乗り継ぎ時間が短い場合は、まず次便のゲート番号と搭乗開始時刻を確認し、ラウンジよりも移動を優先しましょう。時間に余裕があれば、ショップを見たり、制限エリア内を散策したりできます。

香港空港は明るく開放的で、免税店や飲食店も充実しています。深夜や早朝の時間帯は営業店舗が限られることもあるため、食事や飲み物はラウンジで済ませる前提にしておくと安心です。

香港空港のキャセイラウンジ

香港はキャセイパシフィック航空の本拠地です。そのため、香港国際空港のキャセイラウンジは今回の旅の大きな見どころになります。公式情報では、主なラウンジとしてThe Wing, Business、The Pier, Business、The Bridge、The Pier, First、The Deck、The Wing, Firstなどが案内されています。

2025年にはThe Bridgeが再オープンし、2026年4月22日にはThe Wing, Firstがリニューアル再オープンしています。利用できるラウンジは搭乗クラスや会員資格、出発ゲートによって変わるため、当日は空港の案内やキャセイ公式アプリで確認するのがおすすめです。

ビジネスクラスラウンジでは、キャセイ名物のヌードルバー、点心、温かい料理、サラダ、デザート、バーカウンターなどが楽しめます。香港らしいワンタン麺や担担麺は、乗り継ぎ中でもしっかり旅気分を味わえる一品です。シャワールームがあるラウンジなら、ブリュッセル行きの長距離便前に汗を流せるのも大きな魅力。深夜帯や混雑時は待ち時間が出ることもあるため、シャワーを使いたい場合は早めに受付で確認しておきましょう。

ラウンジを出る前には、搭乗ゲートまでの距離を必ず確認します。香港空港はゲート間の移動に時間がかかることがあり、ラウンジでくつろぎすぎると最後に慌てることになります。

香港からブリュッセルへ。ヨーロッパ行きの長距離便

香港からブリュッセルまでは、いよいよ本格的な長距離フライトです。搭乗後は座席まわりを整え、充電ケーブル、イヤホン、アイマスク、上着などを取り出しやすい場所に置いておくと快適です。離陸後しばらくすると、ドリンクサービスに続いて最初の機内食が提供されます。

香港発の長距離便では、洋食と中華系メニューの選択肢が用意されることが多く、香港らしさを感じる味付けのメインが選べるのも楽しみです。ラウンジでしっかり食べている場合は、機内食は控えめにして睡眠時間を優先するのもひとつの方法です。

食事が終わると機内は消灯され、静かな時間に入ります。長距離便では乾燥しやすいので、水をこまめに飲み、必要であればマスクやリップクリームを使うと到着後の疲れが軽くなります。足元を少し動かしたり、トイレに立つタイミングで軽く体を伸ばしたりするだけでも、到着時の重さが違います。

到着前には朝食または軽食が提供されます。ヨーロッパ到着後すぐに移動する予定がある場合は、この食事で少しエネルギーを入れておくと安心です。窓の外が明るくなり、機内のモニターにベルギー周辺の地図が見えてくると、長かった移動も終盤です。

ブリュッセル空港到着と入国の流れ

ブリュッセル空港に到着したら、案内表示に従って入国審査へ向かいます。ベルギーはシェンゲン協定加盟国のため、ここでシェンゲン圏への入国手続きを行います。入国審査後、預け入れ荷物を受け取り、税関を通過すると到着ロビーに出ます。

日本国籍で観光や短期滞在を目的とする場合、シェンゲン圏では原則として90日以内の滞在はビザ不要です。ただし、入国時には帰国便または第三国へ出る航空券、滞在先、旅行目的、十分な滞在費などを確認される可能性があります。ホテル名や住所、帰国便の予約情報はすぐ提示できるようにしておくと安心です。

2026年4月27日時点では、EUのEntry/Exit System、いわゆるEESがすでに本格運用されています。非EU国籍の短期滞在者は、入出国時にパスポート情報、顔写真、指紋などの生体情報が登録される対象になります。従来のようにパスポートにスタンプを押す運用から、電子的に入出国を記録する仕組みに変わっているため、初回登録時は通常より時間がかかる可能性があります。

一方、ETIASは2026年第4四半期に開始予定とされています。開始後は、日本人を含むビザ免除国の渡航者も、ヨーロッパ渡航前にオンラインで渡航認証を取得する必要があります。この記事作成時点ではETIASの申請は不要ですが、開始時期は変更される可能性があるため、出発前にEU公式情報や外務省情報を確認してください。

香港経由ベルギー旅のまとめ

キャセイパシフィック航空で羽田から香港を経由してブリュッセルへ向かうルートは、移動時間こそ長いものの、羽田と香港のキャセイラウンジを楽しめる点が大きな魅力です。特に香港国際空港では、キャセイの本拠地らしい充実したラウンジ設備があり、乗り継ぎ時間をただ待つだけの時間にせず、旅の一部として過ごせます。

一方で、羽田ではキャセイパシフィック利用時にFace Expressが使えないこと、香港空港は広くゲート移動に時間がかかること、ヨーロッパ入国ではEESや今後のETIASなど制度変更があることは、事前に知っておきたいポイントです。パスポート、搭乗券、滞在先情報、帰国便情報をすぐ出せるように準備しておけば、羽田から香港、そしてベルギーまでの長い移動も落ち着いて楽しめます。

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