山形観光で訪れたい文翔館と霞城公園 米沢城跡・上杉神社までめぐる旅

山形観光で訪れたい文翔館と霞城公園 米沢城跡・上杉神社までめぐる旅

8 min read 2026/10/29

今回の旅は、郡山から山形へ。
街なかの歴史ある建物や水路を歩いて、最後は米沢へ。パンやラーメンを楽しみながら、山形の景色と上杉家ゆかりの場所をたどる旅です。

郡山駅から山形新幹線で山形へ

今回、福島旅の出発点は郡山駅。

郡山から山形へは、新幹線で福島駅まで進み、奥羽本線へ乗り入れる山形新幹線で向かうルートです。移動の前に駅周辺を歩いて、郡山らしい味をひとつ見つけておくと、旅の始まりに小さな楽しみが加わります。

駅を出る前に、まずは郡山で長く親しまれてきたパンを買いに寄り道しました。パンを持ってホームへ向かえば、車窓を眺めながらの移動時間も心地よいものになりそうです。

郡山駅ちかくの大友パンで昔ながらのパンをたべる

郡山駅の近くにある大友パン店は、地元でおなじみのパン屋さんです。旅先でその土地の人に親しまれている味を見つけると、出発前から気分が少し変わります。

大友パン店
https://maps.app.goo.gl/3dTCR6xDaWMc9Juv7

クリームボックスが絶品

郡山名物のクリームボックスは、厚切りのパンにミルク風味のクリームをのせたご当地パン。購入当時は1個170円と控えめな価格なのも嬉しいですね。

しっとりしたパンの素朴なおいしさと、クリームのやさしい甘さがよく合います。

水の町屋 七日町御殿堰

山形市内に着いたら、七日町にある水の町屋 七日町御殿堰へ。街なかに水路が流れ、その両側に店が並ぶ一角です。

ここは山形市内に張り巡らされた山形五堰のひとつ、御殿堰を生かして整えられた場所です。水路に沿って歩き、町屋風の建物を眺めていると、古くからの水の流れと今の街の暮らしが近い距離にあることが感じられます。

周辺には飲食店やショップもあるので、ひと休みしたり、次に歩く場所を相談したりするのにもよさそうです。

水の町屋 七日町御殿堰

https://maps.app.goo.gl/q8EjxKoMNGgJT1y2A

文翔館

続いて向かったのは文翔館。旧山形県庁舎と県会議事堂を活用した建物で、外観から館内まで、明治期の洋風建築の雰囲気を味わえます。

外観を見たあとに館内をめぐると、部屋ごとに異なる意匠や、当時の県政を支えた建物としての風格に出会えます。広い廊下や窓から入る光にも目を向けながら、急がずに歩きたい場所です。入館料は無料ですが、開館日や見学できる範囲は訪問前に公式案内で確認しておくと安心です。

文翔館
https://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/

エントランスの階段

館内に入って目を引くのが、エントランスの階段です。手すりや階段の曲線、上階へ続く吹き抜けを見上げると、建物に入った瞬間から写真を撮りたくなります。階段を上りながら、視点を変えて建築の細部を眺めるのも楽しいところです。

「るろうに剣心」など各種映像作品のロケ地

文翔館は映画やドラマの撮影にも使われてきた場所。『るろうに剣心』シリーズのロケ地としても知られています。作品の場面を思い出しながら歩くと、重厚な廊下や部屋がまた違って見えてきます。

ロケ地を目当てに訪れる人にとっては、見覚えのある空間を実際に歩けるのがうれしいところです。撮影された場面を思い浮かべつつ、建物そのものの歴史や意匠も一緒に眺めると、作品の記憶と旅先での発見が重なります。建物内では見学ルートや撮影時の案内に従って、静かに見て回りましょう。

山形城跡

市街地の中心にある山形城跡は、現在「霞城公園」として整備されています。後に最上氏となる斯波兼頼により築城された城で、長年最上家が当主となっていました。

明治期の廃城令により城はなくなり、現在は霞城公園として国の指定史跡となっています。園内には山形市郷土館や博物館などもあり、歩きながら文化施設に立ち寄れるのも特徴です。桜の季節には花の名所としても知られています。

山形城跡

https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/kurashi/koen/1006541/1006544/1003675.html

山形市郷土館(旧済生館本館)

霞城公園の中にある山形市郷土館は、旧済生館本館を移築・保存した建物です。国指定の重要文化財となっており、明治初期の擬洋風建築です。

かつて病院として使われていた建物が、現在は郷土資料を展示する施設として残されています。外観の洋風な姿と、館内に見られる和の細工が一緒に目に入るのがおもしろいところ。

建物はエアコンがなかったので、真夏の散策は少し大変でした。

山形市公式サイト

https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/bunkasports/bunkazai/1006705/index.html

踊り場が曲がりくねった階段

建物の中で足を止めたくなるのが、踊り場が折れ曲がる階段。直線的に上るのではなく、建物の形に沿って踊り場が滑らかに右手へ曲がっています。同じく手すりや木部の細工も曲がって作られているのは珍しい光景です。

螺旋階段

もうひとつの見どころは、木製の螺旋階段です。二階から中三階へ続く階段で、側面には唐草模様の彫刻が施されています。上から見下ろすと、階段が描く円と木の質感がよくわかります。

山形市の見どころ案内

木の階段が内側へ巻き込んでいく様子は、先ほどの大きな階段とはまた違う印象です。曲線を支える部材や彫刻に目を近づけると、職人の手仕事が伝わってきます。見学の際は、通行の妨げにならないよう譲り合いながら、下からと上からの両方で眺めてみてください。

山形名物ラーメン

街歩きの途中で、山形のラーメンも楽しみます。山形はラーメンを日常的に食べる文化が根付いた土地。歩いたあとの一杯は、観光の合間にちょうどよい休憩になります。

麺藤田のつけ麺

この日の一軒は、山形駅近くの麺藤田。味玉つけ麺(1,240円)を選び、麺をつけ汁にくぐらせて味わいます。つけ汁は濃厚なとろみのある魚介系スープです。

麺がつけ麺には珍しくコシの少ない中太麺で、上品な味わいでした。ランチ時には行列することも珍しくないようなので、少し時間をずらすのもおすすめです。

駅から立ち寄りやすい場所にあるので、観光の前後に食事をしたいときにも候補にしやすいお店です。

麺藤田

https://maps.app.goo.gl/CVdCjLA4zBkKqud86

霞城セントラルの展望ロビーへ

食後に向かったのは山形駅西口にある霞城セントラル

ここでは無料で展望ロビーから街を眺められます。先ほど歩いた山形城跡や旧済生館本館などが見えるので、コンパクトにまとまった山形市内の位置関係を把握できますね。

霞城セントラル

https://maps.app.goo.gl/n75mNYE7dfyhyF4x8

山形から米沢へ

山形市内を歩いたあとは、米沢へ移動します。県内の景色を眺めながら南へ向かい、次は上杉家ゆかりの史跡をめぐる時間です。山形の街歩きから、歴史をたどる旅へと気持ちを切り替えます。

山形駅から米沢駅までは、山形新幹線や在来線で移動できます。頭端式ホームに並んだ新幹線の一つに乗って、わずか30分ほどの移動ですが駅にはコンビニ(NerDays)もあるのでお酒やおつまみを買って車内でいただくことにします。

米沢市上杉博物館

米沢市上杉博物館では、米沢と上杉家にまつわる歴史や文化に触れます。上杉家ゆかりの資料を見てから城跡へ向かうと、この土地に残る歴史をより身近に感じられます。

また国宝「洛中洛外図屏風」の複製が展示されており、上杉家の地位の高さを感じることができます。

博物館公式サイト

https://maps.app.goo.gl/htDGKYDFqMwHrhhH8

米沢城跡と上杉神社

旅の締めくくりは、米沢城跡と上杉神社へ。かつての城跡に広がる境内を歩き、上杉家の歴史に思いを巡らせます。米沢城は上杉謙信を始めとした上杉家の居城となっていましたが、現在はその遺構があるだけです。

上杉神社は上杉謙信を祀る神社で、明治期に建立されました。その後米沢藩の立て直しに活躍した上杉鷹山とともに祀られるようになり、今の形になります。

大正時代の火災で社殿が焼失しましたが、米沢出身の建築家伊藤忠太によって再建されました。

みどころたくさんの山形をまだまだ知りたい

今回は山形市と米沢市だけの散策になりましたが、温泉のある赤湯や出羽三山の羽黒山、鶴岡や酒田といった日本海側エリアなど山形県の魅力はまだまだたくさんあります。

山形再訪を機運を高めて、旅はつづく。