ジャカルタからバンドゥンへ、鉄道の旅で向かう

バンドゥンへ行くなら、ジャカルタからの鉄道旅がおすすめです。インドネシア国鉄(KAI)が運行する列車は、ガンビル駅やパサールスネン駅から発着しています。所要時間はおよそ3時間。車窓からは、ジャワ島特有の青々とした田園風景や小さな村々の生活が流れていき、首都ジャカルタとは異なる穏やかな空気を感じられます。

中国の鉄道技術が導入された高速鉄道は、コインが立つほどの低振動・低音を謳っています。
現地の人々と同じように旅を楽しみながら、少しゆっくりとした時間を過ごすのが、バンドゥンの始まりにふさわしい移動手段です。
アジア・アフリカ会議博物館で歴史を感じる

バンドゥンの中心部にある「アジア・アフリカ会議博物館(Museum Konferensi Asia Afrika)」は、1955年に開催されたアジア・アフリカ会議の舞台となった場所。スカルノ大統領やネルー首相など、世界の指導者が集まった歴史的な会議の資料が展示されています。
内部は白を基調とした荘厳な雰囲気で、独立や平和を象徴するパネルや写真が並びます。入場は無料で、冷房の効いた館内は観光の休憩にもぴったり。バンドゥンを訪れたら、一度は立ち寄りたい歴史スポットです。
(※詳細は公式ページを参照)
グドゥン・サテの独特な建築を楽しむ

バンドゥン市のランドマーク「グドゥン・サテ(Gedung Sate)」は、オランダ統治時代に建てられた州庁舎。建物の中央に“サテ(焼き串)”のような装飾があることからこの名が付けられました。白亜の外観はヨーロッパ建築とインドネシア文化が融合しており、写真撮影スポットとしても人気です。
敷地内には緑豊かな公園が広がり、地元の家族連れや学生がのんびりと過ごす姿が見られます。夕方には夕陽が建物をオレンジ色に染め、幻想的な雰囲気に包まれます。
夜はバンドゥンのナイトマーケットへ

夜になると、バンドゥンの街に屋台の明かりが灯ります。場所によっては週末限定で開かれるナイトマーケットもあり、観光客だけでなく地元の若者たちでにぎわいます。

香ばしい焼きそば「ミーゴレン」や、鶏肉スープ「ソトアヤム」など、インドネシア料理の屋台がずらり。目の前で調理される音と香りが食欲を刺激します。どの屋台もローカル価格で、気軽に食べ歩きを楽しめるのが魅力です。
バンドゥンで味わうインドネシア料理の奥深さ

バンドゥンでは、ミーゴレンやソトアヤムに加え、「ナシゴレン(炒飯)」や「サテ(焼き鳥)」など、定番のインドネシア料理も豊富。ローカル食堂(ワルン)では、家庭の味に近い素朴な料理を味わうことができます。

バンドゥン特有の甘辛いソースや香辛料が絶妙で、日本人にも馴染みやすい味わい。食事のたびに、インドネシアの多様な文化が感じられるでしょう。
汁無し麺「ミーアヤム」も絶品

アジア・アフリカ会議博物館から歩いてすぐにあるLinggarjati Noodle Restaurantで、バンドゥンのローカル食堂の雰囲気を味わえます。

名物の汁無し麺「ミーアヤム」はやきそばとは違った料理ですが、醤油ベースのソースは辛さもなく日本人に馴染みのある味付けです。
https://maps.app.goo.gl/WqvBKWU7fXE23XU6A
アルコールを買うのは一苦労

バンドゥンを旅行して気づくのは、アルコールを手に入れるのがかなり難しいということ。スーパーでも置いていないことが多く、酒類を扱う専門店やホテルのバーに限られます。イスラム文化の影響もあり、街中で気軽にビールを飲める環境ではありません。
もしどうしても飲みたい場合は、観光地の大型ホテルや一部のレストランで提供されることもあるので、事前に確認しておくと安心です。
バンドゥン動物園でジャコウネコと出会う

自然豊かな「バンドゥン動物園(Kebun Binatang Bandung)」では、インドネシア固有の動物たちと間近で触れ合えます。特に注目したいのが、コーヒーで有名な“ジャコウネコ(ルワック)”。その独特な香りのコーヒー「コピ・ルワック」はここインドネシア発祥です。

他にもオランウータンやトラ、色鮮やかな鳥類など、多彩な動物が飼育されています。園内は木陰が多く、家族連れにも人気のスポット。ゆったり散歩しながら、南国の動物たちとの時間を楽しめます。
https://maps.app.goo.gl/5ouggRoQMXbVFkUD7
ジャカルタの喧騒を離れて優雅な街へ
ジャカルタから列車で3時間、バンドゥンは都市の喧騒から離れてゆったり過ごせる高原の街です。歴史ある建築、美しい風景、そしてローカルグルメがそろうこの街は、インドネシアの魅力をより深く感じたい旅人にぴったり。鉄道の旅路からはじまるバンドゥンの時間を、あなたもぜひ体験してみてください。