彦根城で出会う国宝の美

滋賀といえば、やはり外せないのが「彦根城」。江戸時代の天守が現存する貴重な城で、国宝にも指定されています。城下の堀に映る白壁の姿は、どの季節も見惚れる美しさ。天守への坂道を上る途中、紅葉や桜に包まれる景色も格別です。

天守閣からは琵琶湖が遠くまで見渡せ、往時の殿様が眺めたであろう風景がそのまま残っているかのよう。彦根城博物館では甲冑や刀剣などの展示もあり、歴史好きにはたまらない時間を過ごせます。

入城料は1,000円と高額ですが、敷地内に入るためにはどうしても入城料を払う必要があります。また天守以外にも楽々園という下屋敷跡も合わせて訪問することができるので、結果としては非常にお得なチケットといえます。
彦根から長浜へ

彦根から長浜へは北陸本線で20分ほど。琵琶湖沿いに立つ長浜城は模擬天守ですが、当時の面影を残す立派な佇まいです。

お城を背中に琵琶湖を眺めながらゆっくりと過ごせる豊公園はおすすめ。
https://maps.app.goo.gl/yZz1GBxb7on15AMy9
鉄道ファンの聖地「鉄道スクエア」

長浜で立ち寄りたいのが「鉄道スクエア」。現存する最古の鉄道駅舎である旧長浜駅舎を利用したこの施設では、近江鉄道の歴史や実際に走っていた車両が展示されています。鉄道模型のジオラマもあり、大人から子どもまで夢中になれるスポットです。
長浜の慶雲館と歴史のまち歩き

旧長浜駅舎の向かいには明治期に建てられた「慶雲館」があります。ここはかつて明治天皇が船で琵琶湖を渡ったあとに鉄道の到着を待つための行在所として建てられた由緒ある建物で、現在庭園には春になると約300本の梅が咲き誇り、訪れる人々を迎えます。

立派な前庭を見ながらゆっくりと寛ぐスペースが用意されています。
https://www.kitabiwako.jp/keiunkan/spot.html
つるやパンのサラダパン

長浜のローカルグルメとして外せないのが「つるやパン」。昭和レトロな雰囲気の店内で、地元の人たちがこよなく愛する名物「サラダパン」が並びます。コッペパンの中に刻んだたくあんとマヨネーズを和えた具材が入っており、その独特の組み合わせがクセになる美味しさ。

コッペパン以外にも丸い食パンを使ったサンドイッチなどが店舗の奥でいただけます。賞味期限の短いふわふわ食パンでいただくサンドイッチは格別でした。お土産としても人気で、朝の売り切れ前に訪れるのがコツです(つるやパン公式サイト)。
https://maps.app.goo.gl/ccLSRaGFm1Nf5rbG6
旅の締めくくりに
長浜の町を歩きながら、琵琶湖の北の風を感じると、滋賀の旅も終盤です。歴史と自然、そして人の温かさが溶け合う滋賀県。華やかさは京都や大阪ほどではないかもしれませんが、静かな時間の中にこそ、本当の旅の贅沢がある——そんなことを実感させてくれる場所です。