ベルギー旅行といえば、ブリュッセルやワッフルを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、もし時間に少し余裕があるなら、ぜひ足を延ばしてほしい街があります。それがアントワープです。
今回の旅の目的はただひとつ。
「世界一美しい駅」と称されるアントワープ中央駅をこの目で見ること。
ですが実際に訪れてみると、その魅力は駅だけにとどまりませんでした。
街歩き、歴史、グルメ、そして気軽に楽しめるビール文化。
ブリュッセルとはまた違う“ベルギーの本当の姿”が、ここにはありました。
ブリュッセル空港から鉄道でアントワープへ
ブリュッセル空港からアントワープまでは、鉄道で約30〜40分。
直通列車があるため、乗り換えの心配もなく非常にアクセスが良いのが特徴です。
ヨーロッパの鉄道らしく、車内は広く落ち着いた雰囲気。
スーツケースを置くスペースもあり、移動そのものも快適な時間になります。
費用目安
- 電車料金:15€
- 空港追加料金(train+):11.8€
短時間で移動できるため、日帰り旅行にもぴったりです。
世界一美しいアントワープ中央駅
列車を降りた瞬間、思わず足が止まります。
目の前に広がるのは、駅とは思えないほど壮麗な空間。
巨大なドーム、繊細な装飾、そして大理石の重厚感。
ネオバロック様式の建築に鉄骨とガラスが融合し、「鉄道の大聖堂」と呼ばれるのも納得の美しさです。
ホームは複層構造になっており、どこから見ても絵になる設計。
まさに“目的地になる駅”です。
この駅を見るためだけに訪れる価値がある、そう断言できます。
フランダースの犬の舞台・聖母大聖堂へ
駅から旧市街へは徒歩で約15〜20分。
街並みを楽しみながら歩くと、やがて見えてくるのが聖母大聖堂です。
ここは「フランダースの犬」のクライマックスの舞台。
ネロが憧れたルーベンスの作品が実際に展示されています。
内部に入ると、高い天井とステンドグラスが織りなす光の演出に圧倒されます。
静かで荘厳な空気は、時間の流れを忘れるほど。
費用目安
- 入場料:約12€
ベルギーは缶ビールも美味しい
ベルギーといえばビールですが、特別なバーに行かなくても楽しめるのが魅力です。
スーパーで気軽に購入できる缶ビールでも、そのクオリティは驚くほど高い。
定番の「Jupiler」は軽くて飲みやすく、
「Tout Bien」はフルーティーでカジュアル、
「Piedboeuf」は低アルコールで昼飲みにもぴったり。
ホテルに戻ってゆっくり飲む時間も、旅の楽しみのひとつです。
費用目安
- ビール:1.5〜3€
フライドポテト発祥の地で食べる本場の味
ベルギーはフライドポテト(フリッツ)の発祥地。
街の至るところに専門店があり、気軽に楽しめます。
外はカリッと、中はホクホク。
二度揚げされたポテトは、日本のものとは別物の美味しさです。
さらに特徴的なのがソースの種類の豊富さ。
定番のマヨネーズに加え、スパイシーな「サムライ」やコクのある「アンダルース」など、選ぶ楽しさもあります。
費用目安
- フリット:3.5€
- ソース:1€〜
街歩きがとにかく楽しいアントワープ
アントワープの魅力は、歩くだけで感じられます。
中世の建物と現代的なショップが自然に混ざり合い、どこを切り取っても絵になる風景。
細い路地の先に大聖堂が見えたり、
静かな通りに突然おしゃれなカフェが現れたり。
コンパクトな街なので、無理なく回れるのも嬉しいポイントです。
モデルコース(半日〜1日)
半日コース
- アントワープ中央駅 見学
- 徒歩で旧市街へ
- 聖母大聖堂 観光
- フリットを食べ歩き
- カフェやビールで休憩
1日コース
- 午前:中央駅 → 大聖堂
- 昼:フリット+軽食
- 午後:街歩き・ショッピング
- 夕方:ビールで締め
すべて徒歩圏内で完結するため、初めてでも安心です。
まとめ|ベルギーのイメージが変わる街
アントワープは、「世界一美しい駅」だけの街ではありません。
歩けば歩くほど、新しい魅力に出会える場所です。
ブリュッセルとは違う、少し落ち着いた空気。
そして、観光・グルメ・歴史がちょうどよく詰まったバランスの良さ。
もしベルギーに行くなら、ぜひこの街も旅の候補に入れてみてください。
きっと、ベルギーの印象が少し変わるはずです。