愛媛旅の2日目は松山からバスで南下し闘牛と鯛めしの街宇和島へ向かいます。
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松山市内から宇和島へは路線バスで移動できる
宇和島へは鉄道でも行くことができますが、バスを利用すると同じ時間でより安く移動できます。
2,100円で2時間ほどの乗車になりますが、高速バスと同じ車体で、Wi-Fiやトイレもついているので非常に快適に移動することができますよ!
座席は広々、フットレストまであるのでさながらグリーン車にいるかのようです。
旅のおともにはこちら
愛媛県に本社のある四国乳業のカフェ・オ・レ
ミルクたっぷりで朝にピッタリです!ローカルの乳製品大好き❤
高速バスではなく、路線バスなので、運賃表が前に表示されます。2,200円なんて表示がここに出るの初めて見ました笑
宇和島駅に到着です。駅前のロータリーは驚くほど静か。松山市内とはかなり格差がありますね。密とは無縁です。
ランチを食べに行くお店の前には国登録記念物の「穂積橋」がありました。法学の父とも呼ばれる穂積陳重を讃えて名付けられた橋は、博士の偉大な功績とともにここに残り続けています。
宇和島鯛めしを堪能!
宇和島駅から少し歩いて、宇和島鯛めしの名店「ほづみ亭」へやってきました。コロナ禍で店舗での外食は控えたかったのですが、これだけはどうしても持ち帰りができず昼食の時間帯を避け、訪問しました。
注文したのはもちろん、鯛めし定食!1,320円と少し値段は張りますが、たくさんの鯛の刺身と卵、お吸い物と小鉢にご飯はおかわり自由なのでかなりお得です。
これをこうしてこうこうこう pic.twitter.com/MVU8RA0Dac
— たかたび→京都@JGC2021修行します (@tycattrip35) 2021年9月19日
こちらが宇和島名物の鯛めし!普通鯛めしというと、鯛とご飯を一緒に炊いたものがイメージされますが、宇和島では鯛の刺し身を出汁につけ、卵を落としたものをご飯にかけるというスタイルでいただきます。
まさに刺し身の鮮度、卵、ご飯、出汁の美味しさという日本食の良いところどりのようなメニューです。
小鉢にはホタルイカの煮物!こちらにも出汁がたっぷり染み込んでいて、これだけでもご飯が一杯いけます。ご飯はおかわり自由なので、どんどんおかわりします。しかもお米が美味い!
お吸い物には、もう一つの宇和島名物「じゃこ天」を薄く刻んだものが入っています。こちらもご飯の合間にいただくとより一層おいしさを感じれます。
現存天守12にも数えられる歴史的な宇和島城
満腹になってやってきたのは、宇和島城です!この城は築城の名手藤堂高虎によって作られ、宇和島伊達家がのちに入城します。
入口の破風には伊達家の3つの家紋がしつらわれています。九曜紋、竹に雀紋、竪三引両紋となっており宇和島伊達家を代表する家紋です。
現存している天守は太平の時代に建てられ、内部には障子などの装飾が多く残っています。そのため他の現存天守と比べて戦闘力のない城と揶揄されることもあります。かわいそう、宇和島城、、、
こちらが設計当時の宇和島城。当時はまさに宇和海に浮かぶ島だったことがわかりますね。
いざ天守へ!
天守の三層目から見る宇和海。
海風が抜けとても気持ちの良い場所でした。室内にいるのですが、外にいるかのようなすがすがしさと、誰もいないため天守を独り占めできるという贅沢感からしばらくここに佇んでいました。しかもベンチまであってイタレリツクセリです。
宇和島城からの帰り道は鬱蒼とした石段と斜面を降りていきます。さながらジブリの世界のようですね。
こちらは宇和島城で最も巨大な石垣で、長門丸にあります。長門の名前は藤堂高虎の重臣から取られたとされ、宇和島城にとって重要な場所であることが伺えます。算木積みと呼ばれる工法で改修され、その後400年近くこの姿を留めています。
城のぼりの往復で疲れた体にビタミン補給!
宇和島城の麓には観光案内所があり、みかんジュースが販売中です。残念ながら蛇口から出るタイプではありませんがみかんの品種を選べるのは愛媛ならではですね。
天赦園
次に来たのは宇和島藩主であった伊達宗紀が隠居していた庭園です。名前の由来は伊達政宗が詠んだ「馬上に少年過ぎ 世は平にして白髪多し
残躯は天の赦す所 楽しまずして是を如何せん」という句から取ったそうです。
入場料は500円とやや高めですが、昭和天皇のご座所であった茶亭や、珍しい藤をたくさん見ることもできるので、宇和島観光の休憩がてら訪れるのも良いでしょう。
太鼓橋の上に作られた藤棚はこの場所ならではの風景です。これは藤原氏との関わりが深いためだとされています。
幕末の政治が動いていた潜淵館
天赦園内にある潜淵館は、宗紀が家臣たちと幕末維新の国事を論じたとされる場所で、この場所から宇和島の政治が動いていたとも言えます。
また昭和天皇・皇后両陛下がお泊まりになった場所でもあり由緒正しき場所であることがわかります。
特急宇和海で八幡浜へ
宇和島を満喫した後は特急宇和海に乗って八幡浜へ向かいます。かつては高松、岡山方面へ向かう特急しおかぜが乗り入れていましたが、現在は松山から南からの列車はこの宇和海が担っています。
宇和島駅の車止めはさっぱりしていて良いですね。
連結部もかなり車体の古さを醸しています。
どんな車窓でも美味しく飲める生ジョッキ缶は電車旅行のお供に最適です。
シートピッチはやや狭めですがフットレストがあり、短い乗車でしたがゆっくりできました。
車内は意外と混雑していて、宇和島住民の足になっていることが分かります。
伊予灘ものがたりに乗って松山駅へ
八幡浜駅にわざわざ降りたのは、観光列車である「伊予灘ものがたり」に乗るためです。
JRのカレンダーにも乗るほどの絶景が見られる伊予灘の海を眺めながらゆっくりとした時間を電車で過ごすことのできる最高の列車です。
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松山空港から東京へ帰宅
たっぷりと伊予灘の海と松山を堪能したので、松山空港へ戻ります。松山空港へはバスで移動しますが、30分ほどで到着するので非常に便利な位置にあると言えますね。
松山空港のビジネスラウンジではポンジュース飲み放題!
松山空港のラウンジでは、ポンジュースが飲み放題です。残念ながら蛇口から出てくるタイプではありませんが、味は間違いなくポンジュースです。ビタミン摂取!
このソファも個室感があり、その上ずっしりと沈み込むのでとてもリラックスすることができます。出発の1時間ほどまえからここでくつろぐのも良いかもしれませんね。
松山空港は保安検査から搭乗口まで5分もかからないので、保安検査ギリギリまでここにいても大丈夫です。
ビタミンでお肌プリプリになったまま、旅は、おわり。
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