高松旅二日目は小豆島へ渡って絶景を見に行きます。小豆島と言えばビックダディですが、出発から頭の中では「さすらい」が流れています。皆様もこの曲をBGMにどうぞ。
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小豆島へは高松港からフェリーで
小豆島へは直島同様高松港からフェリーで向かいます。JRの駅前から港までここまで近いのは本当に便利です。ホテルからも10分足らずで到着します。
また港への連絡通路も整備されており、屋根の下で雨や陽射しも気にせず向かうことができます。
いざフェリーに乗船
小豆島行きのフェリーは直島行きのものよりもさらに豪華な作りになっており、売店がありそこでは軽食を食べることもできます。
座席にもテーブルが多く用意されていて、食事をしながらゆったりフェリーで移動ができます。
このフェリー内売店では小豆島名物?のたこ焼きが400円で販売されています。このたこ焼きが予想以上に美味しく、朝食としてもとても満足できました。直前にレンジで温めてもらえるので、発泡酒に合わせて堪能します。
エンジェルロードまでシェアサイクルを乗る
小豆島には都内にもあるシェアサイクル「Hello Cycling」が展開しているので、それを利用して新名所となっているエンジェルロードに向かいます。
エンジェルロードまではバスで移動できますが、小豆島のバスは乗り継ぎを考えると少し待ち時間が長くなるので近場への移動は自転車で十分です。
干潮時には海を渡れるエンジェルロード
天使の散歩道とも呼ばれるエンジェルロードは、一日二回干潮時に海の中から現れる砂の道です。大切な人と手をつないで歩くと、天使が舞い降りてきて願いを叶えてくれるそうです。大切な人がいる方はぜひ願いを叶えに行きましょう。
私は小豆島にくるという願いを自力で叶えたので、一人で渡ることにしました。映画のロケ地にもなったことのあるインスタ映えの場所なので、それなりに人の多い場所でした。
しかし直射日光と地面からの照り返しは激熱で、ほぼ地獄の散歩道となっていました。割と早めに退散です。
ギネスブック認定!世界一狭い海峡「土渕海峡」
エンジェルロードからの帰路、世界一狭い海峡としてギネスブックに認定されている「土渕海峡」を見つけました。最も狭い幅は9.93mとなっており、海峡にかかる橋も縦向きに建設されています。
ちなみにこの海峡を渡ると、横断証明書も発行しているらしく役所に行って自己申告するだけで証明書がもらえます。価値があるかどうかはご自分で判断されてください。
ローカルスーパー「マルヨシセンター」
バスが来るまでは少し時間があるので、小豆島のローカルスーパー「マルヨシセンター」へ行ってお昼ごはんを買っておきます。
やはり外せないのは小豆島のそうめんですね。お店で食べると1,000円ほどしてしまうので、今回はスーパーのものにします。また、お土産として有名な小豆島のそうめん「島の光」も購入しておきます。こちらもお土産屋さんで買うより30%ほどお得ですね。
一日券でオリーブバスに乗車
いよいよバスに乗車しますが、小豆島ではバス移動の比率が多くなるので、一日フリー乗車券を事前にフェリーターミナルで購入しておきました。一日で1,000円で乗り放題ですが、名所をめぐると1,500円〜2,000円ほどしてしまうのでかなりお得です。
また、シェアサイクルで回るという方法もありますが、起伏が激しいのと非常に気温の高い日だったので甘んじてバスを利用することにしました。
草壁港を経由して寒霞渓ロープウェイに向かう
最初に向かったのは小豆島の絶景ポイント寒霞渓(かんかけい)です。 奇妙な形をした岩が立ち並ぶ渓谷をロープウェイに乗って山頂へと向かいます。約1300万年前の火山活動によって堆積した柔らかい岩と硬い岩が重なり、雨風によって柔らかい土だけが削られたことで今の渓谷になったそう。
朝日新聞デザイン部Twitterより
日本三大渓谷美の一つで、群馬県の妙義山、大分県の耶馬渓と並んで日本を代表する渓谷です。南北4km,東西8kmにもなる巨大な渓谷でかつては「神懸山」とも呼ばれていました。
ロープウェイは5分おきに定期運行
ロープウェイは往復1,890円とやや高額ですが、この高所に作られた技術力と何より絶景を安全な室内から見ることができる点を踏まえれば納得の価格です。またアソビューから事前にチケットを購入することで1,700円で乗車することができます。
山頂にも見どころはたくさん!
山頂駅には、寒霞渓を望みながら飲食ができるイートインスペースがあり、空調の効いた室内で食事ができます。まさかこんなに広く立派な場所があるとは思わなかったので驚きです。
早速スーパーで購入しておいたそうめんを広げていただくことにします。
高知産のものですが、カツオのたたきも購入できました。同じ四国だからできる新鮮さです。
鷹取展望台
山頂の見どころの一つが寒霞渓から瀬戸内海までを一望できる鷹取展望台です。応神天皇がここで鷹狩をしたという伝説に由来する名前があり、かなり歴史のある場所とも言えます。
ハート松ベンチ
インスタ世代に嬉しいのは、ハートの形をした松とベンチです。ここに座って写真を取ればいいねも増えますね。
一億円のトイレ
寒霞渓休憩所のすぐ横には建設費一億円という豪華なトイレがあります。女性トイレにはパウダーコーナーや母子コーナーなどがあるそうですが、男子トイレはこれと言って普通のキレイなトイレでした。
マルキン醬油記念館
小豆島の名物として次に挙げられるのが「醤油」です。小豆島では醤油で財を成した事業家がおり、今の小豆島の観光や自然を支えていたそうです。その記念館となっているマルキン醤油記念館へ。
バスの乗り換えで見つけた草壁港のジェラテリア
寒霞渓から丸金前までバスの乗り換え待ちの間、草壁港で時間を潰します。ところがこの草壁港はかなり寂れてしまっており、ターミナルで時間を潰すこともできませんでした。場合によっては1時間以上待つ場合もあるので乗り換えには注意しましょう。
そんななか見つけたのが、「MINORI GERATO」さんです。草壁港にそった通り沿いにあり、地元の醤油を使ったジェラートなどが420円からいただけます。
しょうゆクランブルという醤油味ジェラートを注文しました。スイーツを食べながらのんびりバスを待ちます。島時間。
京宝亭でお土産を購入
醤油が有名な小豆島では、佃煮も有名です。マルキンの工場から徒歩5分で京宝亭という佃煮屋さんがあります。佃煮屋さんというととても芋っぽいイメージがありますが、この京宝亭さんはリニューアルしたきれいな内装で、お土産だけでなくカフェレストランも併設しています。
またお店の建物自体は登録有形文化財として認定されており、外観から小豆島佃煮の歴史を感じることができます。その歴史については向かいにある無料のミュージアムで知ることができますよ!
また、京宝亭のちりめん山椒は宇宙食としても採用されたらしく、宇宙と関連した展示やお土産の展開もしていました。宇宙でも食べられているとはすごい。
小豆島の人気スポット道の駅小豆島オリーブ公園
最後に小豆島の人気スポットである小豆島オリーブ公園に行きます。インスタ映えのするスポットにあふれており、旅行ガイドなどにも必ず載っているThe観光地です。
オリーブ記念館
道の駅と併設されているオリーブ記念館には小豆島のオリーブ栽培に関する歴史が展示されていますが、ほとんどの訪問者はオリーブの歴史よりもいいねがもらえそうなスポット
無料貸出のほうきで魔女の宅急便気分
実写版「魔女の宅急便」の舞台ともなったこの場所では、主人公のキキが乗っていた魔法のほうきが無料で貸し出されています。もちろん魔法のほうきなので、空を飛ぶこともできますよ!インスタの中では。
オリーブ色のポスト
オリーブ発祥の地になぞらえてオリーブ色のポストも設置されています。淡い色使いなので写真映えしますね。
道の駅の温泉施設「サン・オリーブ」
道の駅小豆島オリーブ公園で一番私が気に入ったのが、温泉施設であるサン・オリーブです。インスタ映えスポットなどとは無縁の市民ホールのような佇まい、施設内部もかなり地元市民が来るための場所になっています。そうそう、こういうところに来たかったんだよね。
2階にはレストランも併設されていますが、練馬などで訪れた役所の食堂という雰囲気でした。
それでは目的の温泉へ
温泉は一人700円、観光地としては普通の値段ですが、サウナが二種類、お風呂が七種類、露天風呂まであるので非常に充実しています。タオルは別料金になりますが100円でレンタルできます。
ここの露天風呂からの景色が本当に絶景でした!お風呂に浸かりながら、またはイスに座って休みながら、瀬戸内海を見下ろすことができます。道の駅自体が島の高台にあるため、サン・オリーブからみる小豆島と瀬戸内海は非常に綺麗でした。
船の行き来やマリンスポーツをする人たちを見ながらぼんやりと1時間ほどゆったりできました。風が気持ちいい。まさか全裸で瀬戸内海を見れる日が来るとは思いませんでした。
休憩所も設けられており、マッサージ機のごとくリクライニングできるイスも独占できました。最高のチルアウト。
サン・オリーブから出発するバスに乗って土庄港へ
オリーブバスの最終はこのサン・オリーブから出発するので、ぎりぎりまで涼しい施設内でバスを待って土庄港へ向かいます。バスが土庄港に着いたあとはフェリーの出発まで少し時間があったので、セブンイレブンで買い物をしました。
帰りのフェリーは甲板が気持ちいい
帰りのフェリーは日が落ちて、外の景色はあまり見えませんでした。約1時間のフェリー移動のお供はやはりお酒。
四国限定のすだち入り蒸し鶏ジュレぽん酢が非常に美味しかった!
一杯ひっかけて、2階の甲板へと出てみます。景色はあまり見えないので人が少なく、夜風が気持ちいい時間でした。向こう岸には高松の街の灯りが見え、ぼんやりみえる瀬戸内の島々が流れていく景色はなかなか味わえない体験です。
目的地だけではなく、移動を楽しむことができると旅の楽しさは何倍にも膨れますよね。そんな楽しい移動の時間がまもなくやってきます。そう、サンライズ瀬戸への乗車です。
高まっていく期待と船の揺れに胸踊らせながら、旅は、つづく。
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