みなさん、突然ですが「大鰐温泉もやし」というもやしをご存知でしょうか?
普段私達が食べているもやしは、だいたい7,8センチ程度のものですが、青森県にある大鰐温泉で作られているもやしは、およそ30センチにもなります。大きさもさることながら、豆の味が楽しめると噂の大鰐温泉もやしを求めてはるばる青森へ行きました。
大鰐温泉もやしとは
大鰐温泉もやしは青森県津軽地方の南部にある「大鰐町」のみで作られている貴重なもやしです。大鰐温泉もやしは温泉熱と温泉水のみを使用して作られる伝統的な栽培方法で350年以上前から栽培されてきました。
全行程で一週間ほどもかかるため、地元のスーパーなどでもあまりみかけることはできません。大鰐温泉もやしはワラで束ねられていることが特徴で、これが伝統の栽培方法で作られた証明でもあります。
大鰐町でしか食べられないもやしを求めて青森へ
飛行機と電車を乗り継いでやってきたのが、この大鰐温泉駅。ようこそと書かれた横断幕にももやしのキャラクターが使われていますね。大鰐温泉駅は青森の中心部である弘前駅から奥羽本線で15分程度と訪れやすい場所にあるので、弘前に訪れた際には一度足を運んでみてみてはいかがでしょうか。
大鰐温泉駅徒歩1分の場所には便利なショッピングセンター
大鰐温泉駅のすぐそばには、「鰐COME」という地域交流センターがあり、この中にあるショップで大鰐温泉もやしが販売されています。
他にも日帰り温泉やレストランなどが併設されていて、大鰐町の魅力がたっぷり詰まった施設になっています。
はるばるやってきたのに、もやしが売り切れ!
弘前駅からはるばるこの場所にもやしを買いに来ましたが、なんと売り切れ!
大鰐温泉もやしは、生産する農家が少なく、前述したように通常のもやしよりも生育2時間をかけるため取扱店舗においても入荷する日が限られているようです。
非常に残念ですが、もやしの気分になって大鰐温泉に浸かるだけにしました。
弘前駅へ戻ると、八百屋の看板に「大鰐もやし」の文字が!
大鰐温泉駅で温泉に浸かり、とぼとぼと弘前駅へ帰ってきました。
弘前城公園へ向かう途中の八百屋でなんと「大鰐もやし」の看板を発見!!
こうして紆余曲折ありながら、無事念願の大鰐温泉もやしを入手することができました。新聞紙にくるんでもらえたので、常温でもそのまま持ち帰ることができます。
大鰐温泉もやしの調理方法
それではいよいよ大鰐温泉もやしを調理していきます。
一円玉と比較しても大鰐温泉もやしの大きさが如実にわかると思います。
まな板からもはみ出すデカさ!
大鰐温泉もやしは根っこまで食べられるので、よく水洗いしてから切らずにそのまま調理していきます。
鍋に入れても一周してしまいます。さながらパスタのよう。
大鰐温泉もやしは通常のもやしよりも湯で時間に時間がかかるので、5〜8分ほど中火で茹でることでシャキシャキとした食感を楽しめることができます。
二品目は炒めものです。豚肉に下味をつけて炒めたあと、火の通りにくい豆の部分から炒めていきます。
あとからもやしの部分を入れていきます。
フライパンからもはみ出す勢い!こちらも5〜8分ほど時間をかけて弱火でゆっくり炒めていきます。もやしの味を楽しむために味付けは塩コショウのみで作りました。
完成!
豚の油によって、もやしの甘みがより際立つ「大鰐温泉もやし炒め」
通常のもやしよりもかなり長い時間炒めましたら、そのシャキシャキ感は全く損なわれていません。
単純に茹でただけのもやしも、このサイズ感!
サンマ用のお皿に乗せてもはみ出す大きさです。
おすすめの食べ方は、ポン酢につけて一本を一口で食べます。この方法だと酸味があるおかげで、もやしと豆の甘みを一層感じることができます。
根っこの部分は土臭いと感じる方もいるかもしれないので、茹でる場合には根っこの部分を切り取ってもいいでしょう。
大鰐温泉もやしはどこで買える?取扱店舗
大鰐温泉もやしを購入できる場所は公式ホームページに記載がありました。
しかし今回のように弘前駅前で偶然見つけることもできるようなので、諦めずに弘前駅前の八百屋さんを回ってみるのもいいかもしれません。
取扱店舗
・地域交流センター鰐come
電話番号:0172-49-1126
住所:南津軽郡大鰐町大字大鰐字川辺11-11
・福士食料品店
電話番号:0172-48-3315
住所:南津軽郡大鰐町大字大鰐字大鰐9-5
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