鉄道界隈だけでなく一般の人にも知られている二階建て新幹線ことMaxが10月で引退となります。
私自身も思い出深いMaxのラストラン前に乗車してきましたので、その様子をご紹介します。
Maxの予約はびゅうのダイナミックレールパックがお得
Maxの予約をするにはびゅうのダイナミックレールパックがオススメです。通常JR東日本の列車を予約するときはえきねっとを利用します。
えきねっとでは早めの購入で10%から30%ほどの割引が受けられますが、Maxの場合はこの割引がうらけられませんでした。
なので今回はびゅうのダイナミックレールパックを利用して、往復宿泊費込みで18,000円で購入しました。ホテルが4,000円としても片道7,000円で新潟へ行けるのはお得ですね!
今回はMaxときとMaxたにがわに乗りたかったため乗降地をそれぞれ変え、行きは東京駅から長岡駅まで、帰りは越後湯沢駅から東京駅というルートにしました。
東京駅から長岡駅までMaxときで移動
まずは東京駅から長岡駅までMaxときに乗車します。新幹線の乗車自体もかなり久々で、思い出深いMaxにラストラン前乗車できると胸が高まります。
Maxが入線!
上越新幹線のホームへ上がり、Maxの到着を待ちます。かなり暑い日でしたが、やはりMaxの正面を撮影したく早めにホームへあがりました。
Max入線です。 pic.twitter.com/pHxog6DQfY
— たかたび→E4系Max@JGC2021修行します (@tycattrip35) 2021年9月23日
ほどなくしてMaxがホームへ入線してきました!2階建て新幹線はやっぱり大きい!
初めてこれに乗れた時は嬉しかったなぁ。小さい頃の感情が湧き上がります。
さよならのデザインが施された本体
側面にはときの絵とthank you Maxの文字がラッピングされています。
座席は「昔ながらの座席」という配色ですね。
Maxには三列席と二列席がありますが、三列席の窓側を選びました。平屋も捨てがたいけれど、二階建てならではの景色を楽しみたいですよね。
リクライニングは古めかしいですが、座面まで動くタイプで寛げる姿勢をカスタムできますね。
移動のお供はやっぱり崎陽軒
これは子供の頃には出来なかった贅沢🍺
かんぱーい!東京駅発の列車にはいつも崎陽軒を選んでしまいます。
NewDaysは北海道フェアをやっており、北海道限定のサッポロクラシックがありました。意外と東京でも見かけますね。
あっという間の2時間半
Maxでの移動はあっという間でした。最近の新幹線に比べれば遅いと言われますが、たくさんの人を乗せて引退最後まで220キロというスピードを出し続けた車体に驚きです。
大宮駅を出発すると、ラストランを告げる車内放送がありました。
「時代は大量輸送から即時輸送へ」その流れに沿ってMaxは引退することになりました。
とのこと。胸に込み上げるものがありますね。
長岡駅到着
Maxでやってきたのは新潟県の長岡駅。新潟よりは内陸よりにある町で、やはり少し涼しく感じました。
長岡は花火の街
長岡は花火で有名な土地で、70年に渡り使われてきた打ち揚げ筒が駅前に展示されています。
滝のようになっているのはかつての長岡城の一部です。越後大名の堀直寄によって築かれ戊辰戦争によって焼失します。
長岡駅もかつて長岡城があった場所が含まれているそうです。
土合駅を観光して越後湯沢へ
翌日には、長岡駅から日本一のモグラ駅と呼ばれる土合駅へ寄り道をしました。土合駅についての記事はこちら。
帰りはMaxたにがわのグリーン席へ
帰りは越後湯沢駅からMaxたにがわのグリーン席へ乗車します!🚄🚄🚄
前日乗った指定席よりさらに深く豪華なシートで、1番前の座席にはオットマンも付いています。
重厚感あふれる座席でリクライニングはかなり倒れるほか、枕や足のせも可動式です。JAL国内線ファーストクラスの座席と比べても遜色ない居心地の良さです♪
ファーストクラスに搭乗したときの記事はこちら。
車内は満席ではないものの隣席がいたので、車掌さんにお願いして席を移動していただきました。意外と知られていないですが、着席後も混雑していない場合は自分都合でも座席の変更ができるので車掌さんに尋ねてみましょう!
新幹線2階席からの景色はもう見られないぞ!
新幹線の通る路線から見る景色は新幹線に乗らないと見ることはできませんが、2階建ての新幹線がMaxでなくなってしまうことを考えると、今見ている景色はもう見ることができないことになります。
高い場所から見下ろす新幹線ホームなど目に焼き付けるように車窓を眺め続けました。
移動のお供は新潟名物のお米
社内でいただくのは越後湯沢駅のぽんしゅ館で購入した「爆弾おにぎり」です。ちゃわん山盛り2杯分あるというお米を一つに握ったドデカイおにぎりで、なかにはたっぷりおかずが入っています。わたしは明太子にしましたが、まるまる一本分は入っていたかと思います。
お店の場所は、越後湯沢駅ぽんしゅ館の奥まった場所にあり少し分かりづらいですが店員さんに聞けばすぐに場所を教えてくれますよ!
大きいとはいえおにぎり一つに600円は高いかもと思いましたが、味噌汁のサービスに加え漬物までついてくるので非常にコスパの高い駅弁と言えます。しかもおにぎりはほかほかご飯の握りたてです!
ぽんしゅ館では米どころ新潟の本気が見られるほど大量の日本酒が販売されています。一升瓶を持ち帰れるほど荷物に余裕がなかったのでカップの日本酒を購入しました。
カップ酒といえば安酒で質も悪くただ酔うためだけに飲むものという印象でしたが、そんなイメージを覆すクオリティー!非常にフルーティーでこのお酒だけで楽しめる味でした。
そんな日本酒をこうして新幹線のグリーン席でいただくという贅沢!
サンキューMax
旅の終わりに最高の体験をすることができました!こどもの頃の良き思い出をさらに上回って更新させてくれたMax!
今後は臨時列車として何回かの運用をされたあと引退となってしまいますが、我々の心のなかに生き続けるでしょうというアレです。
いつか高速の2階建て新幹線が誕生したとき、Maxのことを思い出すことでしょう。素敵な感傷に抱かれながら、旅は、おわり。
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