今回は東京23区の西端である板橋区高島平方面へ。東京随一の団地があることでも有名なこの町を散策。まずは駅から徒歩25分、バスで10分というアクセスの悪い赤塚植物園にわざわざ行ってきた。
今回のコースはこちら
おにぎり小島米店
まずは成増駅で腹ごしらえ。成増界隈で有名な小島米店の成増駅前店が南口にある。トングでお好みの味を選ぶと、レジでおにぎりのケースに入れてくれる。
また付け合わせにたくあんや唐揚げといったおかずも販売しているのが嬉しい。
選んだのは梅、おかか、めんたい
それぞれ税込180円。
おにぎりひとつがしっかり握られており、小ぶりながらもお腹にたまる。海苔がパリパリとしっとりの間で抜群。お米も米屋さんのものなので、抜群にうまい。
赤塚植物園
成増駅からバスで10分の赤塚庁舎バス停から徒歩5分という僻地にある植物園。赤塚植物園は本園と万葉・薬用園からなる。本園には四季の道、野草の道、香りの散歩道、針葉樹の森などのゾーン、万葉・薬用園には、万葉集に詠まれた植物や薬用植物が植えられている。板橋区の花であるニリンソウ(二輪草)が見頃の春にはイベントを開催、多くの人が訪れる。
のだが、訪問時期は大規模な改修中でほぼ見られなかった。
薬用園にかろうじて咲いていたいくつかの花を見るのみであった。
赤塚農園
赤塚植物園に併設された農園には、身近?な植物が植えられている。
こちらはケール。近年よく食べられるようになった葉物。炒めたりして食べる。
おしゃれカリフラワーのロマネスコ。こんな葉っぱ。
暴君で知られるトウガラシ、ハバネロ。実のなりかたも孤高。
春菊もまもなく収穫かしら。
こちらはふきのとう。ここまで見えてしまうともう苦い。
ハッピーハワイ
赤塚植物園をあとにして、松月院へ向かう途中にはハッピーハワイというハワイの輸入雑貨店がある。貴重な100%コナコーヒーやハワイアンキルト、ティキやアロハまで様々なハワイ物産が売っている。
土日にはハワイの名物であるマラサダというドーナッツも販売しているようだがこの日は販売を停止していた。憎きコロナ。
ハワイではよく売られているドリンクを購入。パッションフルーツやグアバのフルーツがミックスされたもの。このネクター味が1番人気とのこと。190円。現地よりやや高め。
松月院
板橋十景に数えられる松月院。こちらには高島平という地名の由来となった高島秋帆の功績をたたえた碑がある。
高島秋帆の碑
高島秋帆とは江戸時代末期の鉄砲術者で、長崎出身であったため、西洋の砲術を学び板橋のこの地で演習を開いた。その功績をたたえて、砲台をモチーフにした碑がこの松月院に置かれている。
高島秋帆はこの高島平での演習が幕府から認められ、砲術の専門家として多くの軍人に高島式の砲術を広めていった。
ところが大名に匹敵するような資金力を蓄え始めた高島秋帆を妬む者たちによって、「密貿易をしている」という疑いをかけられ、逮捕・投獄されている。
その後ペリー来航によって、社会情勢が変わり放免されると、再び幕府のもとで砲術訓練の指導者として活躍した。なんともダイナミックな人生をおくった人物が板橋にいたとは。。。
東京大仏
日本三代大仏にも数えられるのが乗蓮寺にある東京大仏。板橋十景に数えられ、新東京百景にも選ばれている。松月院からほどなくして行くことが出来るのでついでに観光できる。
東京大仏は高さ12.5メートル、重さ32トンにもなる大きさの大仏で、延べ3,500人が3年かけて創建したそう。
この日は大仏の公開をしておらず、見られないとのことだったので訪問は断念。いろいろとコロナに阻まれた散策になってしまった。
憎きコロナとの戦いは、続く。
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