今回は吉祥寺へ。
東京の住みたい街ランキングにも常に上位にランクインし、東京都民以外にもよく知られている街です。
成蹊学園
今回はバスで移動した関係で駅から離れた成蹊学園からスタート。ここには成蹊小学校から大学まで一貫して設置されています。
欅並木
成蹊学園の正門にある欅並木は有名です。秋になったらまた訪れてみたいですね。
広場の桜も綺麗
大学内へは誰でも入れるので、大学生になった気持ちで門をくぐります。
正門の先にはすぐに広場が広がっており、そこでお花見をしている人もいました。
吉祥寺はいつも混雑していますが、ここでは全く密の心配をすることなく食事もできます。
武蔵野八幡宮
成蹊学園の広場で食事を取った後にむかったのは武蔵野八幡宮です。
武蔵野八幡宮の創建は西暦789年で、奈良時代の末期になる由緒正しい神社です。
創建当時は本郷にありましたが、江戸時代明暦の大火によって本郷の住民たちは吉祥寺の方へ逃げてきました。
その際に武蔵野八幡宮も同時に鎮座されたそうです。
安養寺
次に向かったのは武蔵野八幡宮の隣にある安養寺です。
吉祥寺には四軒寺と呼ばれる四つのお寺が集まっています。その四軒寺の一つが安養寺です。
開山は1624年で、歴史的な梵鐘なども設置されています。
梵鐘
安養寺の梵鐘は1773年に作られたもので、江戸時代に作られたものとしては市内に現存する唯一のものだそうです。
竜頭についている二本の角は江戸時代の特徴をよく表しているものです。
蓮乗寺
四軒寺の一つ蓮乗寺は、1662年に開山された日蓮宗のお寺です。
本堂の正面に安置された日蓮上人の像は木製で江戸時代後期に寄進され、厄除けの像として有名です。
月窓寺
吉祥寺四軒寺の一つ月窓寺は通り沿いにわかりやすく門戸を広げていました。そこから覗く桜が綺麗で思わず導かれました。
こちらは西遊記でも知られる三蔵法師こと玄奘の像です。月窓寺が吉祥寺へ移転した際に記念として贈られたもの。
観音堂には白衣観音像が安置されており、これは武蔵野市の有形文化財としても認定されています。
小腹が空いたのでリンデでプレッツェル
月窓寺を抜けると、商店街のアーケードに繋がります。小腹が空いたのでリンデでプレッツェルをいただきます。
山積みになったプレッツェルはこのサイズで一つ152円とお得。塩味が効いていて、厚いところはふわふわ、薄いところはカリカリという食感。
吉祥寺駅
アーケードを抜けて吉祥寺駅前にやってきました。駅前はさすがに人が大勢です。
アジアゾウのはな子
駅前のバスロータリーにはアジアゾウの像があります。
このアジアゾウは「はな子」という名前で、1949年に上野動物園にやってきました。その後武蔵野市民の熱烈な要望により井の頭動物園に来ることとなり長い間愛されました。
亡くなった今もこうして駅前の銅像として市民の憩いの場所を彩っています。
このはな子の銅像前にはベンチがあり、席数も多いので駅前散策の後に休憩するにはもってこいの場所です。
ハモニカ横丁
吉祥寺駅前にはハモニカ横丁と言われる通りがあります。狭い路地裏にぎゅうぎゅうにお店が入っていて、戦後の闇市の雰囲気がまだ感じられる場所でもあります。
この狭い道に小さなお店が並ぶ様子をハーモニカ野吹口のようだと例えられたことが由来となってハモニカ横丁と呼ばれています。
パンの田島
次に向かったのはパンの田島。
都内にいくつかあるお店ですが、焼きたてコッペパンに挟んだサンドイッチがかなりお得に食べられます。
今回選んだのはエビアボカド。こんなにエビがたくさん入って380円。ドトールコーヒーとのコラボ店なので、ドトールのコーヒーもセットでつけられます。
井の頭公園
パンを片手にいよいよ井の頭公園に向かいます。駅からの道は非常に混んでいるので気をつけましょう。
chai break
井の頭公園へ向かう道すがらいつも行列しているのが、チャイ専門店のchai break。
チャイは560円からと少しお高いですが、こだわりの紅茶とスパイスで作ったチャイは飲む価値ありです。
お茶の水
江戸時代には徳川家の鷹狩を行う場所で、ここの湧水を使ってお茶をたてていました。ここにあった七井の池を神田上水として整備したほど澄んだ水で「関東随一の名水」だと賞賛しています。
井之頭弁財天
少し歩いて井の頭池の真ん中にあるのが井の頭弁財天です。
こちらは平安時代に創建され、源頼朝が1197に再建したもので、本尊の弁財天像は789年に最澄によって作られたものという歴史深い場所。
吉祥寺美術館
最後に駅前に戻ってきて寄ったのが、吉祥寺美術館。入場料は美術館でも破格の100円。もはや美術品を見なくても静かな空間を感じるためにいく価値がある場所です。
駅前アーケードの賑わいから一転、ほぼ人のいない場所で浜口陽三や萩原英雄といった作家の版画作品などを見ることができます。
館内には椅子もたくさん設けられているので、疲れたらここでゆっくり芸術鑑賞できます。
芸術に触れて旅も、終わり。
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