【トイレ】日本並の清潔感!タイの新型寝台列車でチェンマイまでの乗車レポート【車内販売】

タイ

今回はタイのバンコクから北部の都市チェンマイへ移動するために、タイ国鉄の寝台列車を利用しました。日本で定期運行されている寝台列車は岡山・出雲方面へ向かうサンライズ瀬戸・サンライズ出雲しかないので、貴重な経験になりました。

チケットはネットから予約して、予約画面をスタッフにスマホで見せるだけでいいので、簡単でした。料金も飛行機より安く、私が乗った二等寝台は900B(≒3600円)ほどでした。

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今回はそのタイ国鉄寝台列車の乗車の様子をご紹介いたします。

クルンテープアピワット駅の様子

チェンマイへ向かう寝台列車は、バンコクのクルンテープアピワット駅から出発します。この駅はかつてバンスー中央駅と呼ばれ、バンコクのドンムアン空港からアクセスできるほか中心地からMRTも乗り入れています。

グリーンラインから向かう場合は、モーチット駅で乗り換えて、バンスー駅で降りるとクルンテープアピワット駅へ繋がっています。

タイ国鉄の出発は地上駅なので、地下鉄から乗り換えする場合は時間がかかる点に注意しましょう。地上に出るまで5分、そこからホームまで5分ほどかかるので最低でも出発時間の15〜20分前には到着するのが良いでしょう。

乗車前には駅のフードコートも利用可能

クルンテープアピワット駅は巨大な駅なので、寝台列車に乗車する前にフードコートで食事を取ることができます。店舗にはカオマンガイや麺類、中華などが売られています。

また売店もあるので、ちょっとしたスナックやドリンクも買っておくことができます。車内販売はあるものの少し高めの値段なので、こちらで食事を済ませておきます。

Bホームから出発!

チェンマイ行きの寝台列車は、フードコートとは反対側のBホームから出発します。歩いて5分ほどかかるので少し早めに移動しましょう。

寝台列車の編成はとても長いので、自分が乗車する号車をしっかり確認しておきましょう。基本的には前方の方へ乗車すると思います。乗り込む前にスタッフの方に自分のチケットを見せて乗車位置を確認しておくとより安心です。

寝台特急乗車の様子

乗車時間が近づき、ゲートが空いたのでエスカレーターに乗ってホームへと上がっていきます。かつての日本の寝台列車のように先頭の列車が客車を牽引して移動します。

内装は日本レベルの清潔さ

私は今回二等寝台の座席を予約しました。車両は新しくなっており、内装がとても清潔で日本の列車と比較しても遜色ありません。

座席の上にはあとから展開される二段ベッドがあります。自分でベッドにすることはできず、時間になったら車掌さんが一つずつ準備してくれます。

水が配られ、車内販売もあり

座席に座ると、車掌さんが水を配ってくれます。これは座席の料金に含まれているようで、飲み物を買い忘れた場合でも安心ですね。

車内販売や食堂車もあり

タイ国鉄には車内販売や食堂車もあります。車内販売はスタッフのかたがメニュー表を持ってきてくれるので、タイ語や英語が話せなくても指差しで注文できます。

料金はタイフードのお弁当が120B(≒500円)ほどで、少し高めの値段設定になっています。

また同様のメニューが食堂車でもいただくことができるので自分のタイミングで食べたい人は食堂車へ行きましょう。

トイレ、洗面所もあり

車両にはトイレ・洗面所も完備されていて、清潔に保たれています。特に寝台列車の場合は、寝る前と起きたあとには歯磨きや洗顔ができるのはありがたいことです。

ベッドは快適!

21時ごろになると車掌さんが座席をベッドへと展開してくれます。終点チェンマイまでは13時間ほどの移動になるので、ずっと座りっぱなしではない寝台座席で横になって移動ができるのはとても楽です。

壁には明るさを調整できる読書灯とコンセントも用意されていて、充電しながら寝ることができるのは非常にありがたいですね。

また座席はカーテンで仕切ることができ、個室のような居心地で利用することができます。乗客にもよりますが、比較的静かで耳栓などを使う必要も感じませんでした。

また通路は真っ暗にはならないので気になる方は、アイマスクと耳栓といった安眠グッズを持っていくとより快適に過ごせるでしょう。

車内は冷房が効いていて、20度ほどなのでベッドにあるタオルケットでは寒い場合もあります。上着や靴下もあると安心でしょう。

明朝は6時頃に起床

5時半頃には各乗客も起きはじめ、6時頃には車掌さんがベッドをもとの座席に戻してくれます。車窓からはタイ北部の田舎町が見えていました。

朝になると、車内販売でコーヒーを売る人がやってきます。寝起きのコーヒーを列車でというのも一興ですね。

他の乗客との交流も旅の醍醐味

朝になると、向かいに座っていたタイ人の方がフルーツをムキムキ

ひとかけもらいました。

甘くないマンゴーだったようで、観光だったら絶対に食べないようなものでしたが、現地の人とこのような交流があるのも海外夜行列車の醍醐味の一つですね。

遅延もなく、チェンマイ駅に到着

座席に座ってしばらく走ると、終点のチェンマイ駅に到着しました!列車は定刻通りに運行され、快適な13時間の旅になりました。

疲れもなくいい気分でチェンマイ旅行もスタート

飛行機に乗ってしまえばあっという間ですが、時間に余裕がある方は今回のような寝台列車の旅も情緒を感じられるのでおすすめです。寝ながら移動できるという快適さもあって寝台バスよりも楽にすごすことができました。

早朝にチェンマイに到着できることもあって、すぐに観光を始められることも大きなメリットではないでしょうか。

チェンマイ駅からの移動はソンテウかgrabで

チェンマイ駅到着後は、中心地まで距離があるので車移動が良いでしょう。

チェンマイではソンテウという乗合バスが多く走っており、列車到着後は多くの乗客がいるのですぐに出発してくれます。

また駅の施設内を出ればすぐにgrabを呼ぶことができるので、アプリを使ってタクシーを配車するのも良いでしょう。

ぼったくりの可能性が高いので、客引きのタクシーには乗らないようにしましょう。

日本と変わらない清潔さの寝台列車をタイでも楽しもう!

いかがでしたか?タイ国鉄の寝台列車はネット予約もできて列車・座席指定が簡単です。

乗車後も寝ながら移動できる快適な旅となりました。簡単快適な寝台列車の旅をタイでしてみてはいかがでしょうか。

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