今回は中央線特急かいじに乗って、山梨県甲府へブドウ狩りへ行きます。ブドウの産地として有名な山梨で、豊富なブドウとワインを楽しむだけの日帰り旅を楽しみます。
今回のルートはこちら
特急かいじは新宿から甲府まで90分!
都内をすぎれば、中央線は山沿いを走る美しい車窓の見える素晴らしい路線です。新宿からはわずか90分ほどで山梨県甲府まで快適に移動することができます。
特急券はJREポイントで割引
新宿から特急かいじに乗る場合には、乗車券のほか特急券が必要になります。中央線特急はすべて指定席となっており、あらかじめこの特急券を買う必要があります。
新宿から甲府の場合には、乗車券が2,310円、特急券が1,580円かかるため合計3,890円かかります。
こちらをJREポイントのチケットレス特急券で予約すると、1,280ポイント使用し、特急券を購入できます。
このため、乗車券の2,310円だけで甲府に乗る事ができるほか、座席の指定もできます。わざわざ券売機や窓口に行く必要もなくなるので、ぜひチケットレスを利用することをおすすめします。
いざ特急に乗車!
いざ特急かいじに乗車します!車内はあまり混雑しておらず、前後に人もいませんでした。開放的な窓のあるこちらの座席で1時間半の旅の始まりです。
Wi-Fi、コンセントなどの設備も完備
特急かいじでの乗車時間は短いですが、山梨に到着後にもスマートフォンは多用するため車内で充電ができるのは大変便利です。
特急かいじの座席は全席コンセントが備え付けられており、Wi-Fiも用意されています。旅先での活動について詳しく調べるため高速通称があるのも助かりますね。
美しい景色を見ながら甲府へ到着
甲府の手前には勝沼ブドウ郷という一面ブドウ畑になっている駅など、美しい車窓を楽しめる場所がいくつもあります。中央本線は山沿いを走るので、このような山林の風景や河川が流れる景色を楽しむことができるのもおすすめするポイントです。
駅徒歩1分の名建築!旧睦沢学校校舎
甲府駅に着いて、徒歩1分の場所にあるのが、旧睦沢学校校舎である藤村記念館です。
この建物は、明治8年に建てられた擬洋風建築で、国の重要文化財となっています。
擬洋風建築とは、明治頃の日本の建築に流行したもので、和風の瓦屋根に洋風の窓や建具といった和洋折衷の建築です。当時の西洋への憧れを窺い知ることのできる面白い建築ですね。
藤村記念館の2階には当時の様子を再現した教室がありました。飾り気のない机や椅子も趣がありますね。
当時利用されていたであろうオルガンも展示されています。
ヴェランダからは甲府駅前広場と甲府駅へ到着する列車を眺められるようになっています。
実業家の寄付によってできた県庁
甲府は県庁所在地でもあるので、甲府駅から歩いて10分ほどの場所には、山梨県庁があります。
この立派な山梨県庁とその別館は、山梨出身の実業家根津嘉一郎の寄付により昭和5年に建てた立派な庁舎です。
根津嘉一郎とは
根津嘉一郎とは、山梨を代表する実業家の1人で、根津財閥の創始者です。東武鉄道や現在の南海電気鉄道である南海鉄道の事業に関わり、「鉄道王」とも呼ばれました。
エントランスを入ると総大理石の階段が出迎えます。この山梨県庁を手掛けたのは東京タワーを設計した内藤多仲です。彼も山梨出身だったため県庁の設計を依頼されたのでしょう。
身延線に乗ってブドウ狩りへ
ブドウ狩りをするため、甲府から身延線に乗って善光寺駅へ向かいます。甲府駅から善光寺駅までは4分で150円とすぐに到着します。
身延線はSuicaが使えない
身延線はJR東海なので、Suicaが使えません。また善光寺駅も小さな駅のため、駅員がいません。
これはつまり、あらかじめ切符を買っておく必要があるということです。
善光寺駅から歩いてブドウ園へ
来たのは善光寺駅から徒歩7分ほどのブドウ園「早川園」さん。
様々な種類のぶどうが園内になっていて、いい香りが漂っています。こちらは粒の下側が2つに割れている「桃太郎」という品種です。
普段は見ることができない多様な品種が植えられており、その特徴や育成について早川園の方から話を聞くことができます。その日の状況に合わせて何種類かのブドウをハサミで収穫していきます。
収穫したブドウはその場で洗われ食べることが出来ます。スーパーでは買えない珍しい品種をたくさん食べ比べできて、1人1,000円ほどはお得ですね!
また、食べれない分は持ち帰り容器に入れてテイクアウトできます。容器も立派なプラスチックに入れられるのでブドウが潰れる心配もいりません。
甲府駅徒歩8分のサドヤワイナリーへ
甲府駅に戻り、北口から徒歩8分ほどのサドヤワイナリーに向かいました。
駅に近いワイナリーは珍しく、車で来なくてもいいのでワイナリーでたっぷり試飲をできるというメリットがあります。
またここでは、ワイナリー見学もする事ができるので貴重な経験もできます。
敷地内に入ると、ワイン用のブドウが植えられているところを見ることができます。
こちらがワイナリーへの入口。ワイナリー見学をするためには事前に予約が必要で、今回は満席だったため行くことはできませんでした。
ワイナリー内ではワインの購入だけでなく、300円から試飲をする事ができます。
何万円とするワインも1,000円ほどで飲めるのはワイナリーならではですね。
試飲スペースもオシャレで広々としており、いつまでも居たい心地よさでした。サドヤワイナリーは大正6年に創業し、日本にワインが普及する以前からフランスよりぶどうの苗木を輸入していました。
帰り道も特急でラクラク移動
帰りの移動は特急あずさに乗車して、90分ほどで新宿まで行くことができます。夕方の時間帯は東京へ向かう人が多く、満席になっていました。中央線特急は全席指定席のため、予約をしない場合は座れないことがあるので事前に指定券を購入しておきましょう。
甲州名物の信玄餅をイメージしたアイスを甲府駅で購入しました。信玄餅と同じく、お餅の入ったアイスにたっぷりのきなこがかかっています。底には黒蜜もたっぷり。
お土産のワインをいただく
サドヤワイナリーで購入したワインを後日飲みました。小さめのボトルですが、しっかりとしたタンニンが感じられお肉料理やトマト料理によく合いました!
甲州の恵みに感謝しつつ、旅は、おわり
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