タイ北部にあるチェンマイはグルメの豊富な街です。今回はチェンマイで楽しむタイ北部のフードやスイーツ、チェンマイグルメを堪能できる名店を紹介します。
チェンマイの絶品グルメ!
チェンマイはタイの北部に位置する都市で、その独自の料理文化が世界のグルメたちを魅了しています。まずはチェンマイ料理の特徴的な食文化の背景についてご説明します。
チェンマイとは
チェンマイはタイ北部にある第二の都市で、歴史のある古都です。1296年にラーンナー王朝の首都となり、様々な民族との交流によって「ラーンナー文化」が生まれました。11月〜1月が乾季となっており、平均気温25℃とバンコクよりも過ごしやすい気候になります。
豊かな食文化の背景
チェンマイを始めとしたタイ北部の料理はランナー料理と言われ、自然が豊かなチェンマイの気候が反映されています。
他のタイ地域との違いは、甘さと酸味が控えめであるという特徴があります。その代わりに苦味が多いという点でタイ北部料理は独自性を持っています。
チェンマイを代表するグルメ
タイ料理の中でも、日本人好みのメニューが多いタイ北部のランナー料理。その代表的なグルメとして、カオソーイやガイヤーンなどが挙げられます。各料理の特徴と、チェンマイの代表店をあわせて紹介いたします。
カオソーイ:チェンマイの代表的な麺料理
カオソーイ(ข้าวซอย:Khao Soi)はチェンマイを代表する料理で、ココナッツミルクを加えたカレーヌードルです。クリーミーなココナッツミルクとスパイスが絶妙に組み合わさり、独特の風味が楽しめます。揚げた麺と茹でた太麺の食感を同時に味わえるのも面白いです。
カオソーイメーサイ
カオソーイメーサイは、ミシュランを3年以上連続で取得し続けているチェンマイの名店です。ローカルぽさの強い店内で、カオソーイは、一杯50B(≒200円)!安い!
鶏肉は箸で崩せるほどホロホロに煮込まれていて柔らか。スープは辛味が強く、パクチーも多めで最後の一口まで飽きることなく食べ切れます。付け合せの玉ねぎと漬物もおいしいので、箸休めにつまみながらあっという間に完食です。
カオソーイニマン
カオソーイニマンもミシュランを毎年取得しているチェンマイの名店。カレーうどん好きにはたまらないであろうハーブの効いたカレーと太麺に柔らかいチキンが乗った絶品。エアコンのある綺麗な店内で食べられるので、温かい麺でも問題なし!添えられたライムで味変をしながら頂くのがおすすめです。
ガイヤーン:味付け鳥の丸焼き
ガイヤーン(ไก่ย่าง:Gaiyaan)は鶏肉を丸ごと焼いて、ナンプラーやニンニクなどで味をつけたもの。日本人なら誰もが好きな味付けで、ビールが進みまくりです!タイではお店の軒先や屋台でくるくると回るチキンを見かけることができます。
SPチキン
チェンマイを代表すると言っても過言ではない名店がガイヤーン専門店「SPチキン」です。チェンマイのグルメを調べると必ずと言っていいほどおすすめされます。
こちらの店舗のガイヤーンは、店先で焼いているチキンをその場で裁き、すぐに提供してくれます。チキンは半身でも注文することができるので、お一人様でも気軽にガイヤーンを注文することができますよ!たっぷりのガイヤーンが半身で90B(≒360円)と激安なので、まずはこれを注文しましょう。
ガイヤーンのほか、瓶ビールやパパイヤサラダのソムタムもあるので、豪勢なランチを低価格で楽しむ事ができます。
サイ・ウア:香味たっぷりソーセージ
サイウア(ไส้อั่ว:Saiua)はチェンマイのソーセージで、豚肉をベースにしたものが一般的。レモングラスやガルムプン(タイ北部の香辛料)を混ぜ込んで香り高く仕上げられ、グリルや炒め物に用いられます。しっかりとした食感とスパイシーな味わいが特徴です。
もちろんこちらもビールに良く合う料理で、20バーツ(≒80円)ほどから気軽におつまみとして購入できます。
パットンコー:揚げパン
パットンコー(ปาท่องโก๋:Patonko)は、小麦粉を丸めて揚げた料理です。タイでは朝食に豆乳などと一緒に食べられる事が多いそうです。サクサクした食感で、あまり脂っこくないのが特徴です。
パットンコーゴーネン
パットンコーゴーネンはミシュランも取得している名店で、揚げたてのパットンコーを食べられます。 サクサクした軽いパンで食べやすく、合わせて頼んだお粥に付けて食べるのもまた美味!
恐竜や龍などの様々な生き物をかたどった揚げパンは、写真映えするので店頭で写真を撮る女子が大勢いました笑パットンコーは20B(≒80円)から、恐竜などのキャラものは30B(≒120円)から食べることができます。気軽に買えるストリートフードですね。
カノムチーン・ナムニャオ:トマトヌードル
カオソーイに次いでチェンマイの麺料理で有名なものがカノムチーン・ナムニャオです。見た目通りの辛味があり、豚肉の油をトマトの酸味が和らげてくれるあっさりとした麺類です。そうめんのような米麺が口当たりの良い食べ物です。
番外編
タイ北部の料理ではありませんが、チェンマイで食べることのできる一風変わった店舗を紹介します。焼肉やファーストフードなどタイ料理に飽きたら食べてみるのもいいかもしれません。
日本とは違う味わいのKFC
タイのKFCは日本のものとは異なり、よりサクサクした衣が特徴的です。使われているスパイスも異なっているように感じます。日本よりもやや薄味で、付属のソースをつけて食べるスタイルのようです。
サイドメニューも豊富で、エッグタルトやマッシュポテトなど日本のケンタッキーにはない商品もあります。特にエッグタルトはサクサクのタルト生地に甘いカスタードが乗っていて、食後のデザートに抜群です!
チェンマイホルモン:屋外で食べる炭火焼肉
チェンマイには日本料理店も多く出店していて、中でも多くの人気を博しているのが「チェンマイホルモン」さんです。日本人よりも地元の人が多く、地域でも愛されているお店だということがわかります。
屋外で焼肉をする分、日本よりも美味しく感じてしまうのも不思議。 ビール3杯、ホルモンも食べて400B(≒1,600円)は安すぎですね!
ショッピングモールのフードコート
タイのショッピングモールには、フードコートが併設されていることが多く、チェンマイにもそのような施設があります。フードコートは比較的きれいで、空調の効いた屋内で現地の料理を食べることができるので日本人にも馴染みやすい施設です。
フードコート入り口にある受付で、現金を渡すとその分の金額が入金されたカードが渡されるので、そのカードを使って各店舗で購入ができます。
MAYA
MAYAはチェンマイ中心部にあるショッピングモールで、チェンマイ市内であればどこからでも行きやすい場所にあります。MAYAにもフードコートが併設されており様々なタイ料理を食べることができます。
チェンマイのグルメを楽しもう!
タイ北部の都市チェンマイでは、ミシュランを取得している店舗も多くグルメな人も楽しめます。また味付けもバンコクなどとは異なり、日本人好みになっているので親しみやすいでしょう。
さらに物価もバンコクなどと比べて低いため、低価格ながら高品質な食事を取ることができるという点でもコスパの良い地域です。
訪れる際の心構えと楽しみ方
チェンマイへは飛行機やバス、鉄道など様々な方法で行くことができます。バンコク旅行のついでに訪れてみるのもいいかもしれません。気候や人柄もおっとりしているので治安は悪くありませんが、夜のひとり歩きやスリなどには十分注意しましょう。
あまり高額なレストランもないので、大金を持ち歩かずなるべく軽装で移動するように心がけるとより安心です。
とはいえ治安が良い街なので、あまり心配せず安価で美味しいチェンマイのグルメを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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